新型コロナウイルスへの対策

20.5.28 木 17:52|posted by   

新型コロナウイルスの感染は、咽頭粘膜のウイルスレセプター(ACE2)への付着から始まると言われています。

口腔内を汚れた状態にして、歯周病細菌などが多数存在する状態では、咽頭粘膜の粘液や繊毛がタンパク分解酵素の働きにより分解され、ウイルスレセプターが露出してウイルスが結びつき易くなります。

口腔内を清潔にする事、つまり歯石の除去を行い歯周組織の炎症状態を改善する事は、口腔内の細菌数を減少させる事に直結し、抵抗力の強化に繋がります。

新型コロナウイルスに限らず、咽頭粘膜への感染を防ぐためには口腔内の清潔が欠かせず、また確実な手洗いと口や鼻の周囲に触る習慣をできるだけ抑えるようにする必要があります。

外から帰ったら、最初に石鹸で手洗いを行い顔を洗って次にブクブクうがいをして大まかに消毒をし、その後歯磨きをしてからガラガラうがいをする順序が大切です。体調に気を配る事、睡眠をよく取る事、ストレスを貯めない事、そして顔や鼻や口の周囲に触ったら手洗い、そしてうがいが不可欠です。