骨折と歯周病

12.6.12 火 10:54|posted by   

女性は閉経前後から、女性ホルモンの分泌低下に伴い、全身の骨密度が急激に低下し始めます。

まるでスカスカのスポンジ状になり、骨の強度が減少する病気を骨粗しょう症といい、この疾患による骨折は脳卒中とともに、寝たきりの2大原因にあげられます。 また骨粗しょう症になると、歯周病が進行するリスクは2倍に高まるといわれています。

骨粗しょう症の発生率は、閉経後の50歳代から急激に増加し、歯周病で歯を失う年代と重なります。閉経期以降は、骨折に充分注意するとともに、歯周病を防ぐケアにも力を入れてください。


大人になっても、歯が丈夫であっても、また歯がなくて入れ歯でも、1年に2回の定期歯科健康審査を受けましょう。そして1年に1回は歯槽骨(歯を支えている骨)の検査を行いましょう。

中高年のむし歯

12.6.12 火 10:53|posted by   

むし歯と言えば子供たちの問題と考えられがちですが、実は中高年の人たちの中でむし歯で悩む人たちが増えてきています。

子供たちと異なり自分で歯磨きもきちんと行い、甘い物だけを食べているわけでもないのにむし歯が増えている人たちがいます。

子供たちのむし歯は砂糖の摂取と歯磨き不足が大きな原因ですが、中高年のむし歯は年をとることによって唾液の分泌が減り、汚れが歯の表面に付着し易くなる事が原因と考えられます。

その結果子供たちのむし歯とは進行の形態が異なり、歯の根元の部分で細菌に対して抵抗力が無い場所がむし歯になって根元から折れてしまう事が多くなっています。

高齢者になってからのむし歯で歯が折れた場合は治療による保存が不可能な場合が多く、やむなく抜歯にいたるケースも少なくありません。

フッ素によるむし歯予防は子供たちだけのものではありません、1年に2回の健診と予防を忘れずに