心室細動生死を分ける3分間

10.9.3 金 9:37|posted by   

心臓の心室という部位は、血液を拍動によって送り出す部分であり、身体に中の微細な電気信号によりその拍動が制御されている。

その心室が細かく震える不整脈を起こし、正常に血液を送り出せなくなるのが心室細動である。突然死の中の2割を占めるという報告があるが、原因は心臓付近に与えられた衝撃による症例が多いとされている。

この心室細動を改善できる装置がAED(自動体外式除細動器)と呼ばれる機器で、今では一般の人も使用できるようになった。

心室細動は発生から3分以内にAEDが使われた場合、74%が救命に成功すると報告がある。これからは米国などのように不特定多数の人が集まる場所には、設置義務が課せられるようになると考えられるが、現在はまだそのような状況には無く、医療機関などで所持している。

人が急に倒れた場合は救急車を呼び、AEDを探すと同時に医療機関に連絡をして欲しい。