妊娠中の方へ

11.1.10 月 15:02|posted by   

妊娠中は口の中の衛生状態が悪くなりがちで、更に女性ホルモンの血中分泌濃度が高くなります。

歯周病原因菌のある種のものはその女性ホルモンを利用して増殖をするため、歯肉の炎症が起きやすくなります。この状態を妊娠性歯肉炎と言います。

歯周病にかかるとその炎症を起こしている歯肉から毒素や炎症状態を更に悪化させる物質が血液中に流入して、胎盤を刺激して胎児に影響を与えたり子宮の異常収縮を引き起こして出産予定より早産を誘発したり、胎児の成長が妨げられて、低体重児出産を起こしたりのリスクが高まります。

母親が進行した歯周病に罹患している場合、低体重児を出産する率は罹患していない場合に比べ7倍以上になると言われています。

歯周病の健診は妊娠する前でも、また妊娠中でも積極的に受け、出産のリスクを軽減する為に治療を受けてください。