フッ素とキシリトール

07.10.1 月 15:26|posted by   

フッ素を歯科医院で塗布したり、歯磨き剤で応用したり、うがい薬で予防したりとフッ素によるむし歯予防が一般的になってきました。

フッ素は歯の表面に作用して、アパタイトという物質と一緒に初期のむし歯の表面で失われたカルシウムを補修し、溶かされた部分を直してくれます。しかし食べ物が詰まるようになった大きなむし歯が回復する事は無く、次第に深く内部に進行していきます。

フッ素はむし歯にならないように予防をするもので、欠けてしまった歯を治してくれる魔法の薬ではありません。

またキシリトールをむし歯にならない甘味料として誤解している人たちがいますが、キシリトールとて万能ではなく、砂糖に比較すればむし歯菌の栄養になりにくいだけで、むし歯になるのを完全に予防してくれるのではありません。

フッ素による予防を行い、キシリトールでむし歯になりにくいおやつ等を工夫しましょう。