歯周病と喫煙

07.7.3 火 11:02|posted by   

このたび福島県では、県歯科医師会と協力して禁煙を推進する事による、県民の歯周病対策をとることになりました。

これは従来から言われてきた喫煙と歯周病の進行に密接な関連が証明され、更にタバコに含まれるニコチンが歯周組織を損傷して、歯周疾患の進行を早めてしまうからです。

皮膚や粘膜からニコチンが吸収されることを利用した、禁煙補助のニコチンパッチがあるように、吸収は速やかでそれに伴い組織の破壊も起こると考えら れます。一酸化炭素による血行障害で歯肉に行く血液量が減少し、そこへ組織破壊が伴い、細菌感染が簡単におこるという順序で歯周病が進行します。

歯周病の進行は歯肉の炎症(感染・炎症)そして歯を支える骨の吸収が高度になり、やがては歯が抜けてしまうのです。歯肉からの感染は心臓病も引き起こすので命まで脅かしますから歯周病予防が大切です。

歯周病は禁煙で予防できるのです。